« 2007年3月 | トップページ | 2007年7月 »

銀行の証券会社化

現在の銀行が抱える問題点を、ズバリ指摘したコラムです。↓

【銀行の証券会社化】~日本経済新聞007/04/05「大磯小磯」

預金者から見ると、かつての銀行は安定した手堅いビジネスの代名詞であった。銀行は元本割れリスクのある商品は原則として販売を避けてきたし、預金も預金保険機構で保護されてきた。銀行は預金として受け入れたお金を貸し出すことによる利ザヤで安定した収益を得てきたのである。

しかし低成長経済になって企業の資金需要が低下したうえ、不良債権問題で実質赤字決算が続いたため、銀行は競って手数料ビジネスを拡充してきた。特にここ数年、変額年金や投資信託の窓口販売が始まってから、銀行の営業活動に大きな変化が見られるようになった。一言で言えば「銀行の証券会社化」である。

変額年金は販売手数料収入が特に分厚い。銀行は販売時に元本の5-8%もの手数料を得ることができる。一千万円の預金を変額年金に移動させるだけで、銀行は50万円から80万円もの利益を稼ぐことができるのである。この結果、銀行は預金の残高で安定的な利益を稼ぐストック商売から、回転売買の手数料で利益を稼ぐ、悪い意味での証券会社的な商売に変化しているようにうかがえる。

これは危険な兆候である。銀行が顧客にハイリスク商品を販売して厚い手数料を稼ぐようになると、預金者が銀行を見る眼が、顧客に頻繁に売買を勧誘して手数料収入を最大化してきた証券会社を見る目に変化する可能性がある。

多くの証券会社は昔の回転売買重視の営業による顧客からの不信に悩んできた。銀行は同じ道をたどるべきではない。銀行は顧客の立場に立った営業を維持して、顧客からの信頼を維持すべきである。

まず営業担当者の評価基準を手数料ではなく信頼して預けてもらう資産残高にすべきである。また営業担当者のローテーションを従来よりずっと長期間に変更すべきだろう。2-3年で担当を代えるから、つい短期間の収益を追求してしまう。担当する顧客を明確にし、転勤や担当代えを原則廃止、十年、二十年と長期にわたり顧客とのリレーションを深めて、預かり資産を拡大していくべきではないか。こうした長期の営業には、転勤の少ない女子正社員に適性があるだろう。

不正のチェックには今以上の厳格さが求められるが、現在の銀行の店舗網とマンパワーで十分実現が可能ビジネスモデルになるのではないだろうか。(山河)

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

空いた時間にお小遣いをゲットしよう!ポイントアイランド

銀行マン必携のアイテム達

| | コメント (0) | トラックバック (4)

粉飾の論理

粉飾決算を見抜くことは、銀行マンに求められる大事なスキルの一つです。

以前の合併の際には、旧両行ともに取引のある取引先の「粉飾決算」が、次々と白日の下に晒され、驚きました。

「銀行毎に、別々の決算書を提出している企業が本当に存在するんだ!」と、実感するとともに、「粉飾を見つけるのは、中々難しい・・。」ということを思い知りました。

でも、よくよく振り返ってみると、「何か、気持ちが悪い財務内容だ。」という漠然とした不安感というものは感じるものです。不安感を捨て置かず、徹底的に究明するということは、もちろん大事ですが、「漠然としたもの」を、瞬時に「確信」に変えるには、やはり、日頃から多くの事例に接することが必要でしょうネ。

と、いうことで、こんな↓本を、読んでたりします。

粉飾の論理 銀行マン必携のアイテム達

空いた時間にお小遣いをゲットしよう!ポイントアイランド

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新リース会計基準 強制適用を義務化

■新リース会計基準 強制適用を義務化 ~09年3月期末から

(日本経済新聞 2007/03/24)

企業会計基準委員会は、企業がリース取引で調達した機械設備の資産計上を義務付ける新しいリース会計基準と、特別目的会社(SPC)の開示ルールを最終決定した。リース会計基準は2009年3月期末から強制適用を義務付ける。09年3月期中の四半期決算では、従来基準での会計処理も認める。

リースの会計処理新ルールでは、期間終了後に設備の所有権が借り手に移らなければ貸借対照表上に資産計上しなくて済む例外規定を廃止する。この例外規定は国際的な会計基準との大きな違いと指摘されており、日本の会計基準と国際会計基準との統合に向けた課題の一つだった。

簿外処理していたリース資産を新たに計上すると、資産、負債が増加し経営指標などが悪化するケースも出てくる。

また、SPCの開示基準は08年3月期から適用される。企業に対し、連結対象に含めないSPCがあれば、SPCとの取引内容や金額などの情報開示を義務付ける。会計基準委は今後、SPCの連結範囲の明確化について議論を続ける方針。

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

| | コメント (0) | トラックバック (1)

銀行業界を知るには?

就職活動中の学生さんからのアクセスが増加しており、嬉しい限りです。

いつもネガティブな話ばかり書いているので、よくない影響を与えてるのでは?と少々心配ですが、銀行業界に対する理解を深めるには、本を読んでいただくのが良いかもしれませんネ。

最近は、小説で、楽しみながら知識を得ることが出来ますから・・・。

ご興味がある方はコチラへどうぞ!

銀行マン必携のアイテム達

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春はお別れの季節です。

合併が決まってから合併後しばらくの間、人事異動が停滞していた反動か、最近は動きが激しい。

「春はお別れの季節です。みんな旅立っていくんです♪」

おニャン子クラブが、かつて歌ったように、4月始めの人事異動は、結構大きかったようです。

トップ昇格した人、給料が上がった人、法人部門からリテール部門へ異動した人、短期間で拠点長の座に別れを告げる人・・・。

悲喜こもごもの春ですが、最近少々、気になるのは旧野良犬行員が名古屋や大阪に異動するケースが多いような・・・・・。

旧公家による“野良犬殲滅作戦(本流外し)”か、はたまた旧野良犬による“人材温存策”なのか???

ま、あっしには関わり合いのねぇこってすが・・・。

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

銀行マン必携のアイテム達

| | コメント (1) | トラックバック (2)

不動産関連用語

銀行マンにとって不動産関連知識の習得は必須ですが、よく、忘れるんですよね。備忘録として、自分のためにブログに残すだけなので、読者の方、流してくださいね。(ゴメンナサイ)

その1:坪

土地や建物の面積の単位。土地の売買契約においては、一般的に「1辺を6尺(約1.1818㎡)とする正方形が1坪である」という慣行が成立しており、1㎡=約0.3025坪として計算されている。

その2:坪単価

一戸建ての本体工事費を延べ床面積の坪数で割った数字。延べ床面積が大きい家ほど坪単価は低くなる傾向がある。坪単価はあくまで目安であり、単純に坪数を掛けて全体の工事費を割り出すことはできない。本体価格÷延べ床面積(坪)-坪単価。

その3:最寄り駅

物件から最も近い駅を示す。不動産広告における「最寄り駅」では、実際に一番近い駅よりも急行停車液や著名な駅を大きく表示することもある。

その4:最寄り駅からの所要時間

不動産広告における最寄り駅から物件までの所要時間は、不動産公正取引協議会の表示規約によって、1分間に歩く距離を80mとして計算するように定められている。ただし1分未満の端数は、切り上げる。

※算出例:最寄り駅まで600mの距離がある場合の所要時間

600m÷80m=7.5分→8分

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

| | コメント (0) | トラックバック (0)

桜満開!でも・・・

070401 桜が満開です。

近くの桜並木も咲き誇る花を求める人並みが、引きも切らない状況です。

春ですねぇ~。

満開の桜とは裏腹に、私の心は冴えません。

前期の期末は、個人も私の組織も目標美達でした・・・。

追い込まれた若手は、

「銀行法師さん、間接貿易先なんですけど、直貿があるって、稟議書いて、通貨オプションやってもいいですかね?」

などと言い出す始末・・・

「やめとけって!!!絶対。後で痛い目を見るぞ!!」

無理を通すととろくなことにならない。

トラブルや裁判沙汰になったケースを数多く見てますからね。。。

でも、多いんですよ。

偽装稟議で、無理矢理「押し込む」ケース。

酷いところは、トップが「見てみぬ振り」で、背中を押しています。

引退間近の人達はいいですけど、若手の人生を狂わせることだけはやめてもらいたい。

「収益至上主義」が、銀行の足元を腐食させつつあることに、早く経営は気づいてもらいたいものです。

グローバルトップファイブなんていう虚栄を求めずに、

“全行員が、胸を張って満開の桜の花の下を堂々と歩いて行ける・・・・。”

そんな銀行を望むことは許されないのでしょうか???

↓“ポチッ”と応援よろしくお願いします!
blogranking_s

| | コメント (3) | トラックバック (1)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年7月 »